自暴自棄になっていたときに、ある方からお電話が・・・
なんと、お電話を頂いたのは、最初にきっかけを作ってくれた、研究所の所長秘書の方でした。びっくりした事に、所長が提案内容をとても気に入ってくれたらしく、なんと基本契約を結んでいただけるという内容だったのです。
なんと素晴らしいことでしょう。あれほどまでに、もうダメだと思い込んでいたくらい気持ちも吹っ切れ、藁をも掴む思いでこのチャンスを活かそうと考えました。チャンスをくださった所長のご恩、そしてあれほど周囲にブーイングを浴びせられても、そのチャンスを実際のプロジェクトとして認めてくれた当時のボスに感謝いたしております。
そのプロジェクトは、その日からなんと6年間も続いた大きなプロジェクトになりました。そして新しいテレコムサービスを生み出す事のお手伝いをさせていただく事ができた充足感をたっぷりと味わう事ができました。
この事件以来、私は、直接エンドユーザーに訴える提案力というものが、情報システムの構築には不可欠な力であると考えるようになったのです。
インフォメーションタスクフォースの設立
そして2001年。
新たに提案型営業活動をさらに追及していこうと、ICTコンサルティングを旗印にインフォメーションタスクフォース株式会社を設立したのです。
社名を決めるときには、設立メンバ同志で話し合い、「iforce」という略称にしよう。
読み方は「アイフォース」。
意味は、我々は少数精鋭の会社を作ろうという思いをこめて、「情報機動精鋭部隊 = インフォメーションタスクフォース」と名づける事にしました。創業のメンバーは5名。文字通り少数精鋭の会社としてスタートしたのです。
ビジネスモデル設計の難しさ
当社を設立してからは、それこそ毎日のように沢山の提案書を書いてきました。PCとプリンター、それに携帯電話が私達のビジネスの道具です。今でも基本的には変わっていないといえるでしょう。毎日、新しいアイディアを考えては、提案書として纏め上げ、スタッフ全員で読み合わせをします。面白いもので、一人がいいと思っているアイディアでも、別の人間にとっては全く価値が無い内容に映る事もあります。そういったブレーンストーミングを繰り返し、提案先となるマーケットをイメージしていくのです。
はじめのうちは、私達の活動に誰も見向きをしてくれませんでした。毎日のようにターゲットとなる市場の一流企業に電話をかけ、是非一度我々の提案を聞いてもらえないかお願いをしました。100件電話をしても、一つも了承を得ることができない日が続きました。
(つづく)