先日、「東横イン」というビジネスホテルに宿泊する機会がありました。
自宅のそばにも東横インがありますが、今や日本最大のビジネスホテルチェーンなのだそうで、年間30か所以上の新規ホテルを建設しているという、とてつもない会社です。
今回初めてこの東横インに宿泊してみたのですが、あまりの素晴らしさに感動してしまいました。
東横インのどこが凄いか
- 駅前にある。駅のホームから見える。あるいは主要幹線道路にある。とにかく目立つ。
- 安い!予約も簡単!
- 玄関先がきれいに掃除されている。ごみ一つ落ちていない。
- 玄関には分厚いカーペットが敷いてあって、とても清潔感があります。
- なんといっても部屋の掃除が徹底的に行き届いています。素晴らしい。
- 朝食サービスも気が利いているし、お味噌汁も美味しかったです。
- とにかく、顧客満足度の壺をばっちりつかまえてますっていう感じで、また利用したくなります。
なにも特別なサービスがあったりするわけじゃないのですが、ホテルとして必要な要素を磨き切っていること、それ自体が東横インというブランドイメージにつながっているといった印象でした。
こんな素晴らしい仕事をしている社長さんはどんな人なのだろうと、思っておりましたらリザーブした客室に創始者の西田憲正さんがお書きになった本が置かれておりました。
東横イン 取締役会会長 西田憲正さんの本
家族・友達・仕事のために自分を知ろう―人生を豊かにする内観
上記の『家族・友達・仕事のために自分を知ろう―人生を豊かにする内観』という本には、西田さんが内観というものに出会った経緯や、体験談が分かりやすく書かれております。
本を読む限りとても素晴らしい精神修行のように感じ、とても興味を持ちました。
内観という精神のトレーニングは、簡単にいえば自分の幼少時代に遡って、自分の母親をはじめ身近な人々との関わりを思い出し、その記憶について思慮するというもののようですが、そんな昔のことなど思い出せるのでしょうか。
実は西田さんの本にもその事が書かれていて、半信半疑ではじめてみたそうです。
多くの人は、最初の2~3日は過去の記憶があいまいなのだそうですが、突然、まるで今目の前に起きたかのように記憶が鮮明になり、自分自身がその時に取った行動や、考え方があまりにも利己的で、周囲の人にどれだけ迷惑をかけてきたのかという事が理解できるようになるのだそうです。
そして、その直後、自己の価値観の大転換が起きるのだそうで、人として生きていくべきふさわしい姿や考え方が手に取るように分かるのだそうです。
凄いことですよね。
何十年も前の母親との会話が、一字一句間違えることなく思い出すことができるなんて、人間の記憶能力とはどれだけ深いものなのでしょうか。
そして、年月とともにその事を記憶から遠ざけ、価値観を遷移させてしまう人生の難しさというものをよくよく感じます。
西田さんの書かれた本の中に、一週間の内観体験の後、京都の食堂で食べた幕の内弁当のお話がありました。
内観では特に絶食や粗食という制限はないようなのですが、その幕の内弁当を食べた時に感じた感動というものが、とても実態感があり、読んでいる私にも伝わってきました。
西田さんは、東横インというホテル事業を通じて、内観研修所を世界中に設置する事を目標とされているとのことで、国内には「東横イン箱根国立公園内観研修所」をおつくりになっています。
私も是非参加してみたいと思っています。
もし、内観が本当に素晴らしいものであったら、iforceの社員の方々にも(社員研修の一環として)お薦めしてみようかとも考えています。


