システム開発のプロジェクト管理者、PMOスタッフを目指される方へのメッセージ。システム開発で起きうる事象と緊急延命処置について。

プロジェクト開始前に準備する事の最近のブログ記事

機能割のチーム構成から役割単位への構成へ

チーム構成を計画する場合の注意事項

  1. 各チームの役割を明確にする(作業内容、期間、成果物、中間成果判定)
  2. 共通化できる作業項目を集約し、さらに分析を行い、効率化を考慮する
  3. 各チームにはリーダーを設置し、リーダー集会を定期開催する
  4. リーダー集会では以下の確認を行う
  • 進捗状況
  • 成果物確認
  • 問題点に対する情報交換(気軽に意見交換できる事が重要)

チーム運営のポイント

PMOは常に以下の視点でチーム毎のパフォーマンスを監視する必要がある。

もし問題がある場合は、チーム構成員の変更、計画の変更が必要。

  • リーダー、構成員のスキルと作業内容がマッチしているか?
  • 作業ボリュームに無理はないか?(No残業で計画できる事が必須)
  • 問題検出のタイミングが適当か?(もっと早期に検出されるべき問題は無いか)
  • リーダー~構成員、リーダー間のコミュニケーションに問題は無いか?

周辺システム構成がプロジェクト管理に影響する事に注意

  • 各周辺システムの機能配置の考え方、確定方法 (性能重視?メンテ性重視?拡張性重視?)
  • システム開発のポリシーとして重要な事項です。何を実現するために計画を作るのかはっきりさせましょう。
  • プログラム開発規模に対する影響
  • システム性能に対する影響
  • 障害発生時対策に対する影響
  • システム運用に対する影響
  • 移行作業に対する影響
  • 保守性、拡張性に対する影響
  • 試験計画(テストケース設計、テストデータ設計、手順、検証方法)

 

 

周辺システム構成図から関連リスク要因を拾い上げ、

プロジェクト管理対象として認識・計画・管理する

  • 開発体制・管理体制における考慮
  • 作業分担における考慮
  • 工数・費用・作業項目など見積りに対する考慮
  • 進捗管理方法に対する考慮
  • レビュー方法や中間成果の確認方法に対する考慮

 

要員推移表の作成ポイント

特にキーパーソンがネックにならないように配置する

有効なキーパーソン配置の例

  • システム企画者 ⇒ フィールドトライアル計画者
  • システム設計者 ⇒ システム試験計画者
  • 詳細設計者 ⇒ 単体試験・結合試験計画者
必ず必要になる助っ人作業
  • チームリーダー ⇒ 遅延しているチームへの管理強化
  • システム設計者 ⇒ 詳細設計が遅延しているモジュールの助っ人
  • スーパーエンジニア⇒ 品質・性能が上がらないモジュールの助っ人

要員推移表を作成したら・・・

  • キーパーソンが同時に2つ以上の業務を兼務してはならない
  • 上記のようなケースを想定し、事象発生時でもキーパーソンがシフトできるよう考慮
  • 以上をチェックし、要員推移表を最適化することが重要。

俯瞰図の作成

まずは、以下のような資料が整った時からマネジメントが始まるものと考えてください。大抵の場合、なんらかの理由で資料が欠けていたり、不十分だったりします。そのプロジェクトが「不完全な状態である」と認識してください。 PMはこれらの資料を上流工程が始まる前、全体工数の見積り作業と並行で作成しなければなりません。

俯瞰図の種類 概 要 
ステークホルダー関係図 プロジェクトに関係する全ての組織(社内/社外)を図示し、それぞれの組織間のつながりや関係を示し、キーパーソンの明確化を行う。 
プロジェクト推進体制図 プロジェクトに関係する全ての組織(社内/社外)を図示し、役割分担、インタフェース手法(定例会議、報告書)を明確化する。その上で、スケジュールに記載されるマイルストーンがどのようなルート、手続きで合意形成されるのか明確化する。 
システム構成図 プロジェクトが開発しようとするシステムの構成図、プロジェクトが関連する周辺システムの構成を図示し、管理項目を明確化する。(詳細は別紙) 
周辺システム構成図
スケジュール プロジェクトの開始時に、全てのステークホルダー、関連システムのイベント・マイルストーンをプロットする必要がある。それらのマイルストーンに対して、自プロジェクトの計画、マイルストーン、中間成果確認、進捗判定日を明記する。 
要員推移計画 開発体制はもちろん、プロジェクト管理体制、ステークホルダーに至るまで要員推移を明確化する。(詳細は別紙) 
チーム構成図 チーム毎の役割分担を明確化。(詳細は別紙) 
プログラム関連図 プログラム関連図には、各モジュール毎の入出力を明記し、単体試験、結合試験におけるインタフェース数が俯瞰できるよう考慮する。 
また、システム試験時の発生不具合の分析が容易にできるよう、トレーサープログラムの仕込み位置、ログ出力内容をあらかじめ検討しておく。 

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